
陽だまりの仮面 -嘘-
第10章 初デート
突如、背後から声がして。
花木君の端整な口元へと運ぶフォークがピタリと止まる。
と、同時に、あたしの思考も一瞬停止。
………この、声って……。
………いやいやいや。
そんなわけがない。
ふと脳裏に浮かんだ最悪のパターンを拭い去るように軽く頭を振って追い払い
あたしは止まってたフォークを再び花木君の口元へと運ぶ。
―――――でも、
「だから、何やってんのかって聞いてんだけど?」
再度、背後から聞こえてくる声は紛れもなくやっぱり聞き覚えのある声で。
“まさか”の勘はこんな時、外れてくれてもいいのに見事に当たるもので
流石の花木君も閉じてた目を開け、あたしの背後に立つソレに目を向ける。
………もうっっっ!!!!
「何であんたがココに居るわけ?!」
あたしも。
意を決して勢いよく後ろに振り返ると、案の定。
そこには胸の前で腕を組み、いつも以上に眉間に皺を寄せ仁王立ちしてる
「悠希!!!!」
と、
「―――――美樹…」
花木君の端整な口元へと運ぶフォークがピタリと止まる。
と、同時に、あたしの思考も一瞬停止。
………この、声って……。
………いやいやいや。
そんなわけがない。
ふと脳裏に浮かんだ最悪のパターンを拭い去るように軽く頭を振って追い払い
あたしは止まってたフォークを再び花木君の口元へと運ぶ。
―――――でも、
「だから、何やってんのかって聞いてんだけど?」
再度、背後から聞こえてくる声は紛れもなくやっぱり聞き覚えのある声で。
“まさか”の勘はこんな時、外れてくれてもいいのに見事に当たるもので
流石の花木君も閉じてた目を開け、あたしの背後に立つソレに目を向ける。
………もうっっっ!!!!
「何であんたがココに居るわけ?!」
あたしも。
意を決して勢いよく後ろに振り返ると、案の定。
そこには胸の前で腕を組み、いつも以上に眉間に皺を寄せ仁王立ちしてる
「悠希!!!!」
と、
「―――――美樹…」
