
陽だまりの仮面 -嘘-
第13章 失恋
「木山君、今日朝用事があるって言ってたんだよねー?」
「え?!お、俺?」
「ほら!金曜言ってたでしょ?」
「お、お、俺が…?」
「ほら!早く行こッ!!」
「え?!あ、おぉぉお?!!」
「じゃ、じゃぁ花木君また後で」
「…………。」
我ながら、超ベタな手段。
何が何だか当然ながら分かってないアホ木山の袖の服を引っ張る感じで、気まずかったその場から撤退。
無表情な花木君へ苦笑い混じりだけど、今のあたしには精一杯の笑顔を振り撒いて、その場から離れた。
クソ木山には申し訳ないけど、ナイスなタイミングで現れてくれたと思う。
あのまま一緒に居たら、苦しくて仕方がなかった。
だから逃げ出せる口実が出来て良かった。
「琉愛ちゃん?俺は琉愛ちゃんとならどこだって…「あ、間違えちゃった!」
「へ?」
「ごっめ~ん!木山君じゃなかったんだった!用事あるって言われてたの」
「琉愛ちゃん?」
「ごめんね?じゃぁ~ね~♪」
「え?!あの?琉愛……」
あの場を離れる事に成功したら、もうクソ木山には用は無い。
強引に引っ張り連れ立ったクソ木山を、今度は適当な場所まで来たら置き去り。
きょとーんとしてる間抜け面の木山に軽く手を振り、あたしは教室へ。
あたしって、嫌なヤツ。
「え?!お、俺?」
「ほら!金曜言ってたでしょ?」
「お、お、俺が…?」
「ほら!早く行こッ!!」
「え?!あ、おぉぉお?!!」
「じゃ、じゃぁ花木君また後で」
「…………。」
我ながら、超ベタな手段。
何が何だか当然ながら分かってないアホ木山の袖の服を引っ張る感じで、気まずかったその場から撤退。
無表情な花木君へ苦笑い混じりだけど、今のあたしには精一杯の笑顔を振り撒いて、その場から離れた。
クソ木山には申し訳ないけど、ナイスなタイミングで現れてくれたと思う。
あのまま一緒に居たら、苦しくて仕方がなかった。
だから逃げ出せる口実が出来て良かった。
「琉愛ちゃん?俺は琉愛ちゃんとならどこだって…「あ、間違えちゃった!」
「へ?」
「ごっめ~ん!木山君じゃなかったんだった!用事あるって言われてたの」
「琉愛ちゃん?」
「ごめんね?じゃぁ~ね~♪」
「え?!あの?琉愛……」
あの場を離れる事に成功したら、もうクソ木山には用は無い。
強引に引っ張り連れ立ったクソ木山を、今度は適当な場所まで来たら置き去り。
きょとーんとしてる間抜け面の木山に軽く手を振り、あたしは教室へ。
あたしって、嫌なヤツ。
