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陽だまりの仮面 -嘘-

第2章 陽だまりの・・・・・・

「牧村さん、いつもこんな感じなんでしょう?」


「…………え?」



淡々とした、彼の声。

緊張から上擦ったあたしの声。

陽に照らされながら無表情な彼。

陽に照らされてないのに、顔が紅潮してるあたし。


対照的な2人の、対照的な声が静かな図書室に響き渡る。




「付き合う気が無いのに、告白されても嫌な顔しない牧村さん。

それだけモテてるのに何故、誰とも付き合わないんですか?」



「え……っ、」




花木君………。


あたしがどれだけモテてるか知ってくれてるんだ?!


…って、違うだろ。

そんなとこ喜んでどうするよ。
バカ!自分!



あたしが誰とも付き合わない理由……


それ、あなたが聴いてくれちゃいますか!?

答えづらいにも程があるんですけど?!








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