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陽だまりの仮面 -嘘-

第1章 2面性

あたし。

牧村 琉愛。17歳。


自分で言うのも何だけど、とにかく可愛い。

目も大きくてクリクリしてて、綺麗な二重。


少しウェーブのかかった、ふわふわの髪の毛。


肌も、透き通るくらい白いという言葉がピッタリなくらいの白さ。


自分で言うのも何だけど…

そこらの人形よりも可愛いんじゃないかと思う。


こんな容姿の私。



当然、自慢だけど、モテる。

良くモテる。


彼女は見た重視!

なんて豪語してる男なんて一発。

上目使いで見つめたら即KO負け。


『琉愛ちゃ~~~ん』



キモチ悪い声で寄ってくる。




――本来なら。



顔で寄って来ても、性格が分かれば去って行くようなもの。


だけど、そうじゃない。


だってあたしは



『はぁ~~い♡』



ニッコリと天使の笑顔(男どもがそう言う)でちゃんと返すから。





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