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陽だまりの仮面 -嘘-

第3章 美女とメガネ

――――――・・・




「ハァ……」



ボフッとベッドに横たわり、両腕を頭の後ろに回して


ボーッと部屋の電気の灯りを見つめる。




「ハァ……」




家に帰って、もう何度目だろう。

数さえ数えきれないほどの溜息を吐いたような気がする。



あたしの頭の中で、1つのキーワードがぐるぐるぐるぐる止まる事なく駆け巡る。





“恋人ごっこ”。




まるで、お母さんごっことか、おままごとごっことか。

お医者さんごっことか…


そんな類いと同じように言われた





“恋人ごっこ”。





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