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ある晴れた日のこと。

第2章 トーストの夢。



陽と同じ速さで走ろうと必死に頑張りながら、ふと考える。



トーストくわえながら走って曲がり角で男の子とぶつかるなんて、夢見てたことが叶っちゃった!しかもあの陽君と…。このまま想いが交差して二人は結ばれ「田原、お前遅い!考え事してる暇あるなら足動かせっ」

またしても陽は心の声を遮る。
はぁ…

「田原!聞こえてる!?」

「ひゃ…ひゃいぃぃ……」


さらに足を速めた。


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