ある晴れた日のこと。
第3章 優しさの無理矢理。
「んーじゃあバス乗るから外出ろー」
担任の先生がそう言うとみんなが一斉に立ちあがり、教室を出ていく。
わたしはまず、昨日のてるてる坊主の件と、今日の朝の件のお礼を陽に言いにいく。
「あ、陽君!
今日の朝とてるてる坊主ありがとう」
「おぅ。てるてる坊主ならまた顔描いてやるからいつでも頼めー
ってかさぁ、田原イラスト下手すぎ、足遅すぎ。」
陽はそう言って教室を出ていく。
なっ……
あ…あいつぅ…
優しいって思ったの取り消しっ!!
もう激おこぷんぷん丸だぁ!!