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ある晴れた日のこと。

第5章 海の気持ち。



陽が静かに近づいてくる。


「え…な、なに…?」



「ねぇ。

なんでさっき俺を選んでくれたの?」



「え…なんでって…」



「ねぇ。なんで?」



そっちこそなんで?

なんでそんな真剣な目をしているの?

なんでじっとわたしの目を見つめているの?


なんで…

わたしの心臓が波打っているの…?


なんで……


わたしの顔が熱くなっていくの…?


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