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君に恋した冬

第4章 歪む心





そのまま気付けば意識を失っていた由梨は


見知らぬ部屋で目を覚ます







ここは、どこ?




私なんでこんなところにいるの?






ぼーっとする頭でそんなことを考えていると

不意に部屋の扉が開いた




「あ、起きた?」



入ってきた人物の顔を見て
由梨の身体は一気に凍りつく



赤い髪…ピアス…




『ぁ…』




小さく震え、自分を凝視しながら固まる少女に


「もう何もしねぇから」



昨日と同じ台詞をもう一度述べる





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