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君に恋した冬

第1章 受験シーズン






涙が止まらない


大智くんの目には
私はちっとも映ってないんだね



それなのに中途半端に優しくして

忘れられなくして

大智くんはほんとに狡いよ…



もう、きっぱり諦めてしまいたい


忘れてしまいたい



ただただ泣くしか出来ない自分が

由梨は心底嫌いだった。




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