君に恋した冬
第6章 高校生編スタート
アキラのセックスは優しい
いつも由梨を気遣いながら
由梨が一度絶頂を迎えるまでは挿入しない
時には荒々しく抱かれる事もあるが
でもその中にも由梨を気遣うアキラが見え隠れしていた
まるで、初めて犯されたあの日のアキラが
別人のように思えるほど…
由梨の息が整うまで、そっと優しくキスをしながら
待っていてくれるアキラに
『もう…』
いいよ。とは声に出さずともアキラはそれを理解し
そっと由梨の中に侵入してくる
ゆっくりゆっくり
由梨の膣を確認するかのように…
『あ…あぁっ!』
「ん…っ」
切ない吐息を漏らしながら完全に一つになる
「由梨…」
セックスをしているときは必ず名前を呼ばれる
どこか苦しそうに、切なそうに
彼は何度も何度も由梨を呼ぶ
そのたびに由梨は甘い喘ぎ声をあげた