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君に恋した冬

第15章 交差する思い




その夜家に帰ると珍しく恭介からメールが入っていた



【歩美から聞いた。当日俺も参加するから】



あ…誕生日の事か…



また心が温かくなる


【ありがとう。楽しみにしてる】


そう返事をしてお風呂に入った



ちゃぷんと湯船に浸かりながらぼーっと考える



アキラは…おめでとうって言ってくれるかな…

でも、彼女でも何でもないのに
厚かましいかな…



はぁーと大きく溜め息をついて



彼女になりたい…



少し目頭がジンと熱くなった





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