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君に恋した冬

第2章 受験に向けて





「なに、おまえもカラオケ?」



『…うん』





久しぶりに話をすると
ぎこちなさが強調されて
余計に話せなくなる

由梨はやきもきしていると


「てかさ、手。ベトベトする」




『え?』



見ると大智の手は
オレンジジュースを被って
びしょびしょになっていた





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