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君に恋した冬

第3章 さよなら





ドンッと男の横腹を突き飛ばし
肩に置かれた腕から逃れ
一目散に出口へ駆け出した



だが、いとも簡単に
他の2人にその道を塞がれる




「おいおいどこ行くんだよ

今更帰りますは通用しねーよ」



背筋に冷たいものが走る



『ゃ…だ』



恐怖で声が出ない



「おら、こいよ!」


強引に腕を引っ張られ
もう逃げられないのだと
思い知らされる



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