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君に恋した冬

第3章 さよなら






そのまま2階の奥の部屋へ連れて行かれる



部屋の扉は頑丈な鉄扉

他にも幾つも部屋があり
のぞき窓のようなものがついていて
中が見れるようになっていた




チラッと横目で見ると
予想通り男女が裸で絡み合っている


どの部屋も同じだった




絶望的なこの状況を切り抜ける策が
由梨には到底思い浮かばない



もう無理だ



由梨は抵抗するのを諦め
これから起こることを想像し、
ただ涙を流して目を閉じた



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