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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第1章 SideⅠ(光樹(みつき))~あたし、明日、死ぬんだ~

―ふざけてるよ、どいつもこいつも。私はちゃんと嬉しいも哀しいも感じられて、ロボットじゃない。感情もあるのに、毎日、クラスの誰に呼びかけても無視されるなんて気が狂いそうだよ。
「教師は? 担任の先生は知ってるのか?」
 そう訊きながら、光樹はその質問がいかに意味をなさないものか自分がよく知っていることに気づく。
 そうだな、そういうときに先生ってヤツは役に立ちもしねえもんな。

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