テキストサイズ

さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第2章 SideⅡ(沙絢(さあや))~デートの約束~

「デートしようか?」
「ええっ」
 びっくりして男の貌を見つめると、端正な顔には優しい笑みが浮かんでいた。
「俺も今、彼女いないしさ。お前もフリーだろ? なら、問題ないな」
「本気なの?」
 思わず問い返すと、男は気分を害したように言った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ