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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第6章 SideⅥ(沙絢)~恋人たちの聖夜~

 更に客の求めによって、贈り物の場合はふさわしい花を選び、時によってはアレンジメントを作らねばならない。その点、沙絢は華道の知識はなく、ド素人である。なので、最初に花屋の奥さんに簡単な基礎知識だけは教えて貰い、後は実地で学びながらやっていた。
 休日には図書館に通い、アレンジメントの本を借りて自宅で勉強もそれなりにしている。今はまだ金銭的に余裕はないけれど、いずれはちゃんと教室に通って基礎から学び直し、資格も取りたいと考えている。

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