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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第2章 SideⅡ(沙絢(さあや))~デートの約束~

「どこの誰とも知らない人が勝手に私の運命を決めることはできないわ。それに、あなた、今、私が何で死のうとしてたなんて言えるのよ。あなたの言いがかりかもしれないでしょ」
 光樹はジャンパーのポケットからガラケーを出した。発信履歴を出して、少女に見せてやる。
「昨夜、今の時間くらいにお前に電話した者だよ」
「あ―」

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