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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第2章 SideⅡ(沙絢(さあや))~デートの約束~

「だから、放っておいて。私はお節介な男は大嫌いなの!」
「そうかな、俺はお節介な女は嫌いじゃないけどな」
「別に私はお兄さん好みの女になろうとは思わないし、なりたくもない」
「俺はお節介な人間にもっとたくさん出逢いたかったよ。これまでの人生でお節介なヤツに出逢っていたら、俺の人生ももっと違っていただろうからな」
「訳の判らないことばかり言わないで」
 沙絢が怒ったように言うと、男は笑った。

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