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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第2章 SideⅡ(沙絢(さあや))~デートの約束~

「それにさ、お前、そのなりで人生終わるのって哀しくないか?」
 え、と、沙絢が訊ね返す前に、男は笑いながら言った。
「髪は梳かしもせずボサボサで、ノーメーク。おまけにコートの下はジャージで胸は小さい」
「なっ、何ですって」
「抱きしめたら、お前の体型の貧弱さくらいは判るさ」

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