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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第1章 SideⅠ(光樹(みつき))~あたし、明日、死ぬんだ~

―あなたにはこんな気持ち判らないでしょ。うん、大抵の人には判らないの。っていうか、そんなことを考える私の方が甘えてるって言われる。
 相手はいつしか自分がタメ口になっているのにも気づいていないようである。
―でも、独りって辛いよ。私ってさ、イブの夜に彼氏もいなくて、クラスではいつも仲間はずれにされてたの。

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