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貴方の気持ちが、分からない。

第2章  事故。


ヒラヒラ舞う、桜の花。

泣いてる生徒。

抱き合ってる生徒。

先輩に、告白する生徒。

私は、どれにも当てはまらない。


私は、保健室にいた。

「卒業、おめでとう。」

「ありがとう、ございます。」

「ちょっ、おじさんを泣かせないでよ。」

「泣いて欲しいんですけど。」

「一年の頃、あんなにちっちゃかったのに、、(笑)」

「成長期ですから。」

3年間、、、あっというまに過ぎる。

もう、治った腕とか、顔の傷がそれを物語っていた。

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