BL短編
第3章 手に入れたい
ドクンと、欲望が湧く。
めちゃくちゃにしたい。ぐちゃぐちゃの精液まみれに汚してやりたい。
「っあっあっひろっ...んんんっあ、ひろぉ!」
気付けばガツガツと薫の中に自分のちんこを打ち付けていた。
いつからだろう。わからない。
薫と会ってから、無意識に何かをしている機会が増えた。
揺さぶられて顔が歪み、汗が滲む額から、濡れた前髪を退けてやる。
「んっ、は...!あ、また、俺っ!」
ベッドシーツを握り締め、快感を受ける薫は凄く淫らで。
「いいよ、イって。」
もう僕の声が聞こえているのかも怪しいくらい乱れている薫に、ラストスパートをかける。
「あっ、んあっひろっ、きぃ!ん、すっ、きだ、あっあっイク!イク!だめ、そこ、ひろっ!」
僕もイく直前で薫の口を塞げば、薫の腕が僕の背中に回される。
「んっんんっんー...!!!」
薫の子種が僕の腹にかかるのを感じた数秒後、僕も薫の腹に精液を飛び散らせた。