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BL短編

第4章 レンズの向こう

「どうした?」
「そんなキスされたら、俺もう我慢出来ないからさ...?」
足をM字に広げて、俺の指が飲み込まれたアナルを見せつけるようにして。

「指じゃなくて、奏ので、めちゃくちゃにして。」

まだもう少し、指で慣らしてから挿入する気だったのに。
そんなこと言われたら。
俺はゆっくり、眼鏡を掛け直し、深呼吸をひとつ。

「煽りやがって...明日腰痛くなっても知らねえぞ。」

かき回していた指を引き抜き、ヒクヒクと俺のちんこを求めて小刻みに震えるアナルへ、一気に根元まで挿入した。


「あ、あああっ、んあっ、奏の、きたあ!んっ、あ、すごっ、はっ、あんっ」
ズチュズチュとアナルの内側と、俺のちんこが擦れる音が辺りに響く。

「ご要望通りめちゃくちゃにしてやるから覚悟しとけよ?」

滴り始めた汗も構わず、俺は時々グラインドやギリギリまで引き抜く動作を加えながら、高速でちんこを樹に打ち付け続ける。

「あ、やぁ、んっ、あっめちゃっ...くちゃっ、に、してえっ」

ビチンビチンとまるで獣のように腰を振って、肌と肌が何度もぶつかる。
それすら気持ちがいい。

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