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BL短編

第4章 レンズの向こう

そっと、眼鏡でちんこに触れると、小さい声が漏れて。

一度快感が伝わると、樹は夢中で眼鏡とちんこを包むように握り、一緒になってしごいた。

「んっ、あ、あんっ、あたま...おかしく....ふぁあっあっ」
ガンガンと下から打ち付ければ、重力で落ちてくる樹の体は奥の奥まで俺のちんこを飲み込んで。

「かな、でっ、俺もうっ....!」

汗が首筋に伝うことを気にする余裕もなく、俺は樹を責め立てて。

「あっ、やっはげしっ、イッ...っ!ああっ...はっ...は....。」

中でイクのだけはまずいので、イク寸前にちんこを引き抜き、樹の体の下のあたりに、おれは精子をぶちまけた。


まだ息が乱れる樹を床に降ろしてやり、どこに精子が飛び散ったか確認する。
キッチンの収納扉と、樹のは...と目を走らせる。

「樹、洗い終えた皿にぶっかけたな...?」
「え?気持ち良すぎて最後のほうわかんない、ごめん。」

どさくさに紛れて、樹が俺に自信がつくような台詞を吐くので。
今日は許してやろう。

「シャワー浴びてこいよ。もうすぐ夕飯できるから。」

小皿に移し味見をすれば、まだカシャと音がする。



「たまには眼鏡かけてない奏もいいかも。」
ふにゃっと笑った樹の髪を、俺は軽く乱すようにくしゃくしゃと撫でた。



End.

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