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BL短編

第7章 罰当たりな二人

航太の顔には驚愕が浮かんでいるが、こんな大勢の前でちんこがどうのだとは言えないだろう。口を結んでいる。


俺は素知らぬ顔で前を見ながら、ひじから指先までのみを動かし、航太のちんこを刺激する。


肩をプルプルと震わせ、唇を硬く閉ざし、瞳を閉じたり開いたり。


「ねえなんかイカ臭くない?」
少し後ろで聞こえた女性の声に、真横の人物の顔が真っ赤になる。

「ん?ああ確かに。あれじゃん?さっきは唐揚げの匂いしたし、近くにイカ焼きの屋台でもあんじゃね?」

あちらからは俺たちがやっていることは見えていない。


「た、竜彦さん、あのっ!」
潮時かな、と半勃ちのちんこをレザーパンツの中に戻す。

「全然進まねえな。このまま待つ?年明けてから来るってのもアリだと思うけど。」
言いながら、服越しにちんこを撫でる。

「か、帰りましょっ!」
謝りながら、右に3人ほどずれる。人の行列から1歩踏み出せば、そこはもう舗装されていない雑木林。

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