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BL短編

第7章 罰当たりな二人

横に居た人たちに迷惑そうな顔を向けられる。
「そん中入っちゃえよ。足下は悪いけど光は入ってくるし、転がりはしないだろ。」
「そうっすね...!」

逃げるようにその場から離れれば、小枝や葉を踏む度パキパキと折れる音やガサガサという音が下から上がった。

「なあ、知ってるか?明るい所から暗い所を見るのは難しいが、暗い所から明るい所は良く見えるんだ。」

こちらからは、並んでいる人たちが良く見える。
ここから5mくらい先だろうか。

「へえ、そうなんすか!」
初耳だったのだろう、嬉しそうな声があがる。視界が悪いので表情までは伺えないが。

「ちょっとそこの木に手ついて覗いてみ?」
言われた通り、航太が木に体を預け、人ごみを見つめる。

それを見計らったように、俺は後ろから航太にのしかかり、また服越しにちんこに触れた。

「っひ!?」
「モヤモヤしてねえ?」
さわさわと服越しにちんこを触れれば、だいぶ萎えていたちんこが徐々に硬さを取り戻していく。

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