ねぇ、俺らにどうされたい?
第28章 AM×ちょいS
「今日はなに?」
「テーピングとれちった♪」
語尾に音符って…。
保健委員長の私は、こういう機会で
関われるのです。(笑)
「とりあえず、保健室まで、歩ける?」
「りょーかい!」
コート周りの女の子達に、バイバイなんて手を振って、
私の少し後ろを付いてくる。
保健の先生に借りてる、保健室の鍵で開けて、
どうぞ。って、促す。
「やっぱ、さくらちゃん優しい!」
私のほうが、1つ先輩なのに。
まるで同い年みたいに、
友達みたいに、
からかってくれる。
「ほら、足見せて。」
長スボンのジャージを捲ると、
足首のテーピングが、綺麗に取れてる。
「運動していーの?」
「軽くなら、って言ってたよ!」
いや、さっきの、、。
軽くないだろ。。。