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ねぇ、俺らにどうされたい?

第28章 AM×ちょいS

「さくらちゃんっ。」

「ん、なに?」


寝転べるような、長い椅子に、

二人で座って、

雅紀君は、私の膝に、片足を上げる体制。


「さくらちゃんが、俺のこと好きってホント?」


…。

あまりの、爆弾発言に、

思考停止する。


「ね、ホントー?」


天然なのか、

意地悪なのか、


「ちっ、違うよっ!」

勢いよく立ち上がっちゃって、

雅紀君の足が、椅子にぶつかる。


「いってぇ(笑)」

「あっ、ちょっ、!」

大丈夫って、

ごめんって、

言おうとしたのに、



ちゅっ、


重なった唇の、隙間に、


飲み込まれた。

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