ねぇ、俺らにどうされたい?
第11章 NK×遊園地デート♪
『足元にお気をつけくださーい。
車内の注意事項をよく読んでくださいね♪』
注意事項に、
キスは禁止。
なんてないですよねー。
半泣きで乗った、観覧車。
始めは、向い合わせで乗ってたのに、
少し経ってから和が急に、私の腕を引っ張って、
横に座らせた。
「ちょっ、傾いちゃう。」
「大丈夫、鞄置いてあるし。」
意味のない言い訳を、呟いて、
私の指に和のそれを絡める。
「ひな、」
「なに、?」
「今日、可愛いーね。」
「そんなこと言ったってなにもしないよ?」
「ちげーよ、本気。いつも制服じゃん?
なんか、新鮮(笑)」
「そう、かなぁ?///」
「すげぇ、可愛いわ。
さすが、俺の彼女。」
もう、こんなことしたら、
和の狙い通りかも知れないけど、、
「ちゃんと、目瞑ってね…?」
女の子みたいな白い頬に手を当てて、
ちゃんと、頂上で、
唇を重ねた。