ねぇ、俺らにどうされたい?
第17章 OS×ピンクいコト
雑誌を見ながら、コーヒーを飲んでると、
「あー、気持ちよかったぁ♪」
後ろから、ぎゅってされて、びっくりした。
「智くんも、コーヒー飲む?」
「いーや、大丈夫。」
そっか。なんて相づちを打って、
横を見ると、
肩のとこに水滴がポタポタ落ちてて、
「髪、乾かすよ。」
「ありがと。」
ソファーに座った智くんの後ろに立って、
ドライヤーで、乾かす。
「今度海行こう。」
いきなり始まる話には、もう慣れた(笑)
「智くん、釣りずっとしてるでしょ?」
「教えてやろっか?」
「私、生魚触れない(泣。
智くんの、横顔見てれば、充分。」
「可愛いこと言ってる。(笑)じゃあ、一生懸命釣って、ゆいに料理してもらおー♪」
「よろしく♪」
次のデートの話をしてたら、髪も乾いて、
「終わったよー♪」
寝る気でいたのに…
気付いたら、
唇が2つ、
重なってて。
「魚より先に、ゆいの心釣ったげる。」