残業・メモ子
第34章 受信
藤原は、微笑みながらスマホを耳から外し―――…
ポケットに入れた…
「つ〜か…待ちくたびれた。何か、奢ってね」
『…――――は?』
私は、唖然としたままスマホを耳に当ててままで固まる…
藤原は、スッと立ち上がると…スタスタと歩きだした!
な…この男…
ホントに――――――…
何?
私は、歩く姿も綺麗な藤原の後ろ姿をイライラしながら見つめる…
「…俺が、店…選んでいいの?」
はっ!!!藤原の事だ!!!
目茶苦茶、高い店にわざと入るかも!
私は、慌てて藤原の前を歩くことにした!!!