残業・メモ子
第36章 深友
「……芽衣子…さん?」
料理を運ぶ…石割が…顔を赤くしながら私を呼ぶ…
『な…に?』
心の声は、誰にも聞かれてはいないが…
少し…恥ずかしくなった…
「……ど〜しました?
…凄く色っぽいから……」
『////は?えっ?』
石割の言葉に…あからさまに…動揺してしまう!!!
『………』
「…何でもないなら…良いですけど…
芽衣子さんが…ハンバーグ頼むの頼むの珍しいし……」
そう、今日は…ハンバーグを単品で注文したのだった…
藤原が…変な事言うから…
ちょっとでも…身に付くモノを食べようかと…注文したのだ…
『あ……最近…お肉食べてなくて…何となく…///』
「…熱いですからね?鉄板気をつけてくださいね?」
石割は、鉄板が熱々のままのプレートを私の前に置いた!
さっとメモ帳はかばんに入れ…
鉄板と向き合う――――…
『………う…』
見てるだけて…胃もたれが…
何故か…藤原にムカついた…