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残業・メモ子

第38章 溝女

「まっ…仕方がないか!
こっちも…高橋先輩が来れなくなっちゃったし…人数〜いい感じじゃん!」



明るい声は…大島…




高橋さん…来てない…

なんでかホッとした…




盛り上がっているのか微妙なテーブルにお酒や、料理が運ばれてきた…



女性陣はキャッキャッと話しながら、男性陣にサラダなどを取り分ける…


「うわ〜気が利くじゃん!やっぱり、かわいい子に取ってもらうと!サラダもうまそうに見えるなぁ〜」



大島のみえみえのお世辞に…女性陣はキャッキャッと喜ぶ!



『も〜大島さんったら〜』


伊藤は、極上スマイルのまま店員を呼びだし、空になりそうな男性陣のグラスを指差し


『次…何飲みますか〜?』

と、気の利く女アピール!






私は…鳥肌が立った――――…



この笑顔のために…犠牲になった人間が…何人いるのだろう…


少なくとも…2人は…居る…


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