残業・メモ子
第44章 去女
今日は、珍しく書類が立て込み…終業時間を過ぎても残っていた…
気がつくと…オフィスには私だけ…
隠れた状態ではない…残業スタイルに…少し戸惑ってしまった…
「…一人で…何ワタワタしてんだよ…」
振り向くと…オフィスの扉の前に――――藤原が立っていた…
『あ////いつから…居たのよ…』
藤原は、クククと笑いながら腕を組む…
「仕事、一段落して顔を上げたら…誰もいなくて!ワタワタ〜…ぐらいから?」
『!!!結構///見てるじゃないですか!声かけてくださいよ!!!』
私は、デスクを片付けるとコートを着た
「飯、まだだろ?
腹減ったから!あの、ファミレス行くぞ。」
『……はぁ?』
藤原は、勝手に私の予定を決め、歩きだした!
悔しいが…このあと…予定はない…
私は、藤原の後についてオフィスを出た…