残業・メモ子
第61章 明女
石割は、ブーブーいいながら奥に戻って言った…
『……で、藤原っちと…島りんと…何かあった?』
伊藤は、自分の綺麗なネイルを見ながら…ボソっと…呟く…
『はぁ?何も?』
私は、頭に何個か過ぎったが…別に…何も変わった事はないと判断し…“何も?”と答えた…
『へ〜…なら、私の思い過ごし!って事でいいや…』
ふ〜ん…と…聞き流した…
が――――――――――…
『はぁ?今のところ!聞き流すの?
普通!“何でそんな事聞くの?”とか、聞くじゃん?モヤモヤしない?』
『何よ…言いたいなら言いなさいよ…』
伊藤は大きくため息をついた…
そこに、石割が、野菜スープとサラダを持ってきた…
『藤原さんと…大島さんが、牽制しあってるって言うか……遠慮しあってると言うか……なんか変だったの!!!』
「あっ!俺も感じた!!!
何か……ぎこちないっつーか……」
石割も伊藤の発言に…モヤモヤ感じていた疑問を乗せてきた!!!
『……意味が…解んない…』
石割と伊藤は…小さくため息をついて…目で会話していた…
やっぱり…この二人…
お似合いよね?
『…芽依子って……処女?』
『///////なっ………』
伊藤の言葉に!辺りを見渡してしまった!!!