残業・メモ子
第70章 焦心
ホテルのロビーを駆け抜け!
エレベーターに向かう!!!
全ての【上】表示ボタンを押すと!!!
ちょうど一台のエレベーターが扉を開けた!!!
雪崩込むようにエレベーターに乗り込み!!!5階を連打する!!!
エレベーターの扉が閉まり!!!5階を目指す…
イライラと落ち着かない…
芽依子…芽依子…芽依子…
俺の焦る気持ちを……理解したのか…
どの階にも止まらず…エレベーターは、5階に停まった…
俺は…扉が開くと…大島の叫んだ…510号室を目指す!!!
「502…506…508―――――
『いや――――――――!!!藤原―――――さ―――――――――――――ん!!!』
微かだが!!!芽依子の声がした!!!
「芽依子―――――――!!!」
俺は…声のするドアへと!!!走った!!!