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俺の幼馴染

第3章 SM掲示板

キッチンにつくと、既に机の上に並べられているフレンチトーストとサラダ、それにヨーグルト。

完璧過ぎる朝御飯からは腹を鳴らすとてもいい匂いがしていた。

「早く座れよ、見惚れた?」

「うん、美味しそうで。」

「俺が?」

「殺るぞ、朝っぱらから元気だな。」

もう手遅れだな、この変態加減は。

俺も一歩道を間違えればこうなるのか。

「ヤる⁉︎」

「ニュアンス違うし。いただきまーす。」

「召し上がれー。」

同じ男子寮の部屋の中でも、こんな豪華なブレックファーストを頂けるのは俺たちだけだろう。

薫と同じ部屋でよかった。

…いや、よくないのか?

どっちでもあるな。

「美味しい?」

「うん。美味しい。俺、薫と同じ部屋になって全く風邪とか引かなくなった。」

健康も考慮されている料理を毎日のように頬張って2年、俺は全く病気になっていない。

悔しいけど、これも全部こいつのお陰だろう。

「そりゃよかったな。俺も嬉しいよ。で、今日の予定は?」

予定か…。

どうせ寮にいつもいるけど、今日は特別寮に居たい。

何故なら瑠夏に会う約束をしているからだ。

「特には無い。薫は?」

「俺も今日は予定無し。」

「そうか。」

そういえば薫はもてるのに、女と遊んでるとこ見たことねえなー。

そういうとこ糞真面目でちょっと羨ましい。

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