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俺の幼馴染

第3章 SM掲示板

チラッと横目で薫を見ると、何やらテレビから視線を外しスマホを見つめてた。

「何見てんの?」

気になって薫に話しかける。

「んー、うん…。まあ、内緒ってやつ。」

「そうか、別にいいけど。」

とか言いながらも気になる。

でも携帯の覗き見なんてしたくない。

薫がスマホをいじるのを見ていると、自分もつられて触りたくなってしまう。

時刻は10時。もう瑠夏、起きてるかな。

俺はなけなしの勇気を振り絞って、あの掲示板にアクセスするためにスマホを開く。

昨日の掲示板にアクセスすると、やはり瑠夏は来ていた。

『瑠夏、おはよう!』

嬉しくて、俺はすぐさまそう書き込んだ。

数十秒待つと、瑠夏からレスポンスが返ってきた。

『おはよう、要。早かったな。』

『うん、暇だったから。』

会いたかったから、と素直には書けなくて、少しもやもやする。

暇だったのも確かだし、嘘は吐いていないのに…。

『そっか。昨日寝れた?』


そんな日常的な会話から、どんどんと会話は進んでいく。

何やら隣の薫も、画面に夢中なようだ。

そんなだから、テレビはBGMと化していた。

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