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俺の幼馴染

第3章 SM掲示板

『要って好きな人いねーの?』

前の話題が終わって、次の話題へ移ろうとしていた時、瑠夏からそんなことを訊かれた。

よく考えてみれば、今生一切彼女や好きな人が出来たことがない。

気付けば失恋していたし、あまり興味もなかったのかもしれない。

…といえば嘘になるが。

『そういえばいないな。今好きな人は、ルームメイトの主婦さんだよw俺、寮で友達と住んでるから。』

主婦とは薫のことだ。

彼奴の家事の上手さはそこらの奥様より凄いんじゃないかと本気で思う。

『まじか、初知りw俺も寮で主婦やってんのw』

瑠夏が家事⁉︎

考え難いなあ…。

意外かも。

『えー!意外…。想像出来ねえもん。』

『だろうなw』

なんだか鼻で笑われた気が…。

ちょっと薫に似てる…?

『瑠夏さー、俺のルームメイトにちょっと似てる。』

『へー、そうなんだ。』

うわ、興味無さそう…。

似てるって言われてもわかんないもんな。

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