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俺の幼馴染

第3章 SM掲示板

寝たふりなんてしていたら、いつの間にか本当に眠ってしまっていた。

キッチンからはカレーのいい匂いが漂っている。

時間を確認するために携帯を見ると、それほど時間は経っていないようだった。

それと、メールを1件受信していた。

「誰だ…?」

メールを開く前に写メ付きの表示に気付いて、瑠夏だとわかった。

カレー出来たのかなあ。

開くと、美味しそうなカレーの写真が短い文章に添付されていた。

『カレー出来た!美味そうだろー。』

真っ白でシンプルなお皿に、ご飯とカレーがよそってある。

…瑠夏って本当に料理出来るんだ。

美味しそうなカレーの写真を見ていると、食欲が掻き立てられて、キッチンへ様子を覗きに行った。

「薫、カレー出来た?」

「あ、起きたんだ。もう出来てるよ、食べる?」

キッチンへ入ると、机に突っ伏した薫が目に入った。

疲れてんのかな。大丈夫かな。なんて心配する自分が恥ずかしい。

「食べる。…タオルケット、ありがとな。」

「風邪引かれたら困るし、どうってことねえよ。」

素直に礼を言うと、薫はぽりぽりと頭を掻きながらそっぽを向いてしまった。

耳は少し赤に染まっていて、照れてるのかな、と嬉しくなり、機嫌良く席に着いた。

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