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近くて甘い

第53章 Happy Birthday...

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驚いたっ…


光瑠さんがモテるってことは知っていたけれど、まさかこんなに小さい子にまでモテるなんて…



それにしても、小学3年生ってあんなにませてたっけ…っ



私が小学3年生のときは、遊ぶことばっかり考えた気がする…


まだ隼人が赤ちゃんで…



「はぁ…」




そんなことを考えていたら、何だか、しみじみとした溜め息が出た。



そうだ…



あんなに小さかった隼人が、もう9歳になろうとしてるなんて、なんか、感動しちゃう…





「さすが社長…あんなにも小さい女性にも言い寄られているんですか…」




「っ…要さん…」




一人で、懐古していたらスッと横に要さんが現れて、私は、声を詰まらせた。




「こんにちは。いや…それにしてもにぎやかですね…」




要さんはいつもと同じような調子でそう言って、小学生でごった返す部屋を見回していた。





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