近くて甘い
第53章 Happy Birthday...
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「「「Happy Birthday to you~♪
Happy Birthday to you~♪…」」」
ろうそくの灯りの向こうで、テーブルに身を乗り出す隼人の顔が見える。
ワクワクとしたその顔がかわいくて、思わず私も微笑んでいると、ソファーから光瑠さんと要さんがやってきて、隼人の両側に立った。
「「「Happy Birthday to you〜!おめでと〜!」」」
梨子たちにお願いしていたクラッカーが派手な音をならすと、わぁー!と隼人が驚いた声を上げた。
「よし、隼人、願い事を込めて、ろうそくを吹くんだ」
優しくそう囁いた要さんは、隼人の頭を撫でる。
「一気に消せ。でないと叶うものも叶わない」
ふっといたずらっぽく笑った光瑠さんは、意地悪に腕を組む。
ちょっとっ…それで全部消せなかったらどうするのっ…
大人げない光瑠さんを暗闇で睨みつけたけれど、隼人はそんなこと気にも留めずにうんっ!!!!と元気一杯に返事をした。
「「「Happy Birthday to you~♪
Happy Birthday to you~♪…」」」
ろうそくの灯りの向こうで、テーブルに身を乗り出す隼人の顔が見える。
ワクワクとしたその顔がかわいくて、思わず私も微笑んでいると、ソファーから光瑠さんと要さんがやってきて、隼人の両側に立った。
「「「Happy Birthday to you〜!おめでと〜!」」」
梨子たちにお願いしていたクラッカーが派手な音をならすと、わぁー!と隼人が驚いた声を上げた。
「よし、隼人、願い事を込めて、ろうそくを吹くんだ」
優しくそう囁いた要さんは、隼人の頭を撫でる。
「一気に消せ。でないと叶うものも叶わない」
ふっといたずらっぽく笑った光瑠さんは、意地悪に腕を組む。
ちょっとっ…それで全部消せなかったらどうするのっ…
大人げない光瑠さんを暗闇で睨みつけたけれど、隼人はそんなこと気にも留めずにうんっ!!!!と元気一杯に返事をした。