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近くて甘い

第56章 片想いの終わり


蘇る記憶…


私の顔についたケチャップを要副社長は血だって誤解して、医務室まで抱きかかえてくれて…




─────────君はトマトベースの美味しい血が通っているようだね



意地悪な笑み…



用意されたスカート…



どこの誰なのか聞いても、



副社長は、“副社長”だとは教えてくれなくて…




─────────かなめ…




それだけ言い残して消えてしまった…



優しい微笑みの王子様…───










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