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近くて甘い

第5章 愛猫家になろうっ!

困った顔をした愛花ちゃんは、どもりながら、ダメです!と叫び出した。


「ご主人様は大の動物嫌いで、特に猫は…」


大の動物嫌い…!?!?


そんなのっ…



「どうでもいいよっ!!!」


私の叫び声にえぇっと愛花ちゃんが目を丸くする。


「そんなの光瑠さんが我慢すればいいことでしょ!
この子たちは今生きるか死ぬかなんだよ!?」


「しっ、しかし…」


それでもまだ戸惑う愛花ちゃんに私は続ける。


「あんなに広くて使ってない部屋だらけなんだから、一室くらいこの子たちに使ってもいいじゃないっ!!!」


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