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近くて甘い

第5章 愛猫家になろうっ!

ん…?

何かが頭に…



「はぁ…もぉっ…!やっと捕まえた…!ダメじゃないっ!!部屋から出たら光瑠さんに見つかっちゃうでしょ!!」


真希は光瑠に跨がりながら、そう叫ぶと、光瑠の頭に乗ってた猫を抱き抱えた。


「…………」



「もうっ、分かったっ!?」


ふくれながら猫に喋りかける真希を、腰の痛みを感じながら呆然と光瑠は見つめる。


ふと、隣でククククと喉をならして要が笑った。


その笑い声に真希はハッとして顔を上げる。


「へ?ってあれっ…!?どうして要さんがっ…」


「────おい、真希、誰に見つかるのかもう一度言ってみろ」

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