近くて甘い
第61章 近くて甘い
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望にギュッと腕を掴まれながら、真希に良く似た瞳で見つめられた光瑠は困惑していた。
「もうっ…!光瑠さんっ…!? そうやって甘やかすから、この子もどんどん我がままになって、物を大切にしない子になるんですよっ…!?」
「っ………」
逆の腕を真希に掴まれた光瑠は再び言葉を詰まらせる。
実際、お金はあるわけなのだから、欲しいというのなら買ってやればいいと思うのが、光瑠の本心だ。
「……別に楽器の一つや二つくらい…」
「ダメですっ!そうやって、欲しいもの何でも与えられて育ったらどうなるのか…自分がいい例じゃないですか…っ」
「なっ…おいっ…どういう意味だっ…」
心外だ…
そんなことを思いながら、光瑠は、真希を見つめるが、真希は動じない。
「とにかくダメです!誕生日やクリスマスという訳でもないのに…」
まぁ…真希の言っていることも一理ある…
「と…まぁ、そういうことだそうだ…」
反対側の腕を掴む望の方を向いて光瑠がそういうと、望は、またもや、ムッと顔をしかめて、光瑠のことを見つめた。
望にギュッと腕を掴まれながら、真希に良く似た瞳で見つめられた光瑠は困惑していた。
「もうっ…!光瑠さんっ…!? そうやって甘やかすから、この子もどんどん我がままになって、物を大切にしない子になるんですよっ…!?」
「っ………」
逆の腕を真希に掴まれた光瑠は再び言葉を詰まらせる。
実際、お金はあるわけなのだから、欲しいというのなら買ってやればいいと思うのが、光瑠の本心だ。
「……別に楽器の一つや二つくらい…」
「ダメですっ!そうやって、欲しいもの何でも与えられて育ったらどうなるのか…自分がいい例じゃないですか…っ」
「なっ…おいっ…どういう意味だっ…」
心外だ…
そんなことを思いながら、光瑠は、真希を見つめるが、真希は動じない。
「とにかくダメです!誕生日やクリスマスという訳でもないのに…」
まぁ…真希の言っていることも一理ある…
「と…まぁ、そういうことだそうだ…」
反対側の腕を掴む望の方を向いて光瑠がそういうと、望は、またもや、ムッと顔をしかめて、光瑠のことを見つめた。