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近くて甘い

第5章 愛猫家になろうっ!

………あれ?




中々唇が重ならなくて、目を開けると肩に猫を乗せた要さんが両手を拡げて私と光瑠さんを引き離していた。



「いい加減にしてもらえますか?見ていて恥ずかしい上に不快極まりありません…」



恐ろしいほどの笑顔──


そして…


恐ろしいほどキレイに浮かんだ、青筋──


きゃぁあっっ!!


「ごっ、ごめんなさいっ…!!」



真っ赤になった私は、急いで光瑠さんの上から降りると、要さんにグッと引っ張られた。

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