近くて甘い
第5章 愛猫家になろうっ!
笑みの奥の瞳は鋭く光る───
「そんな声を僕に聞かせるなんて…あなたは、さっき言ったこと、もう忘れたんですか?」
「ちがっ…あっ…光瑠さんやめてっ…」
「こんな格好をする上に、俺に隠し事をするつもりかっ!!しかも関根とっ…」
際どくなるイヤらしい手つきにどうしても声が洩れる。
光瑠さんはわざと要さんにそれを見せ付けている事は明らかだった。
「ひやっ…あぁっ…」
「真希っ!言えっ!!」
「はぁあ、本当に腹が立つなぁ。真希さん?いい加減にしないと、僕が怒りで何を言っても知りませんよ?」
そっ、そんなこと言ったってっ…
これじゃあどっちにしろ光瑠さんを怒らせちゃうじゃないっ…!!!
「「真希さまぁああーー!!」」
絶体絶命の大ピンチに困り果てていると、二階からたくさんのメイドさんの声がして、光瑠さんの手が止まった。
「どうしたんですか…!?」
救われた気持ちで、クルリと振り返って階段を見上げると、他の猫たちが廊下を横切っていった。
「また扉が開いてたみたいでっ…!」
えぇっ!!
大変っ!!
「そんな声を僕に聞かせるなんて…あなたは、さっき言ったこと、もう忘れたんですか?」
「ちがっ…あっ…光瑠さんやめてっ…」
「こんな格好をする上に、俺に隠し事をするつもりかっ!!しかも関根とっ…」
際どくなるイヤらしい手つきにどうしても声が洩れる。
光瑠さんはわざと要さんにそれを見せ付けている事は明らかだった。
「ひやっ…あぁっ…」
「真希っ!言えっ!!」
「はぁあ、本当に腹が立つなぁ。真希さん?いい加減にしないと、僕が怒りで何を言っても知りませんよ?」
そっ、そんなこと言ったってっ…
これじゃあどっちにしろ光瑠さんを怒らせちゃうじゃないっ…!!!
「「真希さまぁああーー!!」」
絶体絶命の大ピンチに困り果てていると、二階からたくさんのメイドさんの声がして、光瑠さんの手が止まった。
「どうしたんですか…!?」
救われた気持ちで、クルリと振り返って階段を見上げると、他の猫たちが廊下を横切っていった。
「また扉が開いてたみたいでっ…!」
えぇっ!!
大変っ!!